対談

おかだ こうたろう

岡田 公太郎

エンジニア 博士 (工学)

たかだ なおき

高田 直樹

ソフトウェア エンジニア 博士 (医学)

スペシャリストたちの相互作用を促進する、公正な評価システム

? 知能情報システムの「魅力」は、何だと思いますか?

高田:この会社の魅力は、それぞれが主体的に仕事に取り組めるところだと思います。私は知能情報システムに入社する前は脳科学の分野で研究活動を行っていたんですが、入社してからもその分野の仕事に携わることができています。というのも、会社から仕事が割り振られるのではなく、自分から主体的に仕事を取りに行くというスタイルがここには定着しているからです。自らの専門分野に関係する仕事にも、新たに挑戦してみたい分野の仕事にも、入社年次や研究してきた専門分野に関わらず自分の意志で手を挙げてやっていけます。こんなふうに主体的に仕事ができる環境が、私にとっては一番の魅力です。岡田さんはいかがですか?

岡田:僕にとっての魅力は、何と言っても給与評価のシステムですね。ここでは人による評価がなく、システマティックに数字で評価するから、非常に公平だと思います。また、人事評価がないので、社員同士のヒエラルキーが生まれない。誰もが、対等。そういうフラットな状態で、高田さんが言ったように各個人が主体性を持ってやっているから、自由度が高い。だから、自分がやりたいことに対して、まっすぐに取り組むことができる。たとえば、新しい分野、今まで実績のない分野を開拓したいという社員がいれば、新分野の開拓のための活動ができます。会社もその活動をサポートしてくれます。もう一つの魅力として、社員がみんなスペシャリストだというのも忘れちゃいけないですね。

高田:そうですね、それは大きい。私は以前、専門分野が近い研究者に囲まれて研究をしていましたが、この会社に入って全く違う学術分野の専門知識をバックグラウンドに持った方々と出会えて、同じ空間で働くようになり、それがすごく魅力的でした。いろいろと新たに知ることが多いです。自分が知らない分野のことを質問したら、専門性の高い答えが返ってくるとか。なるほど、こういう考え方をするんだとか。こういう本読んでみたらいいよとか。いいアドバイスや刺激をもらえる。純粋に学術的な興味で質問するときでも、仕事上の有用なアドバイスを求めて相談するときでも、こうしたやりとりが絶えず行われて、相互作用できる環境というのがいいですよね。

岡田:社員の半分以上が学位を持っていますし、学位を持っていなくても研究者をしてからここに入社しているというのがほとんどなので、みんながそれぞれの自分の専門分野でスペシャリスト。高い次元でものごとを突き詰めてきた人たちなので、いろいろな面で応用力も高い。知能情報システムはそんな人たちの集団であるというのも大きな特徴ですね。ユニークで魅力的な人材が揃っている。そんな集団はなかなかないと思いますよ。

フラットさが生み出す、
「ヘルプフル」な環境

? 「誰かが話していると、みんなが自然とその輪に入っていく」と伺いました。そこには何か理由がありますか?

岡田:みんなすごくヘルプフルなんですよね。誰かが困っていたら、みんなが集まってきて相談にのる。とにかくヘルプフル!
話の内容に純粋に興味があって寄っていくこともありますが、自分がアドバイスできることがあるなと思ったら積極的に寄っていきますね。

高田:話している中で、自分たちに足りないものがあって、その話題に詳しい人が他にいる場合だと、「ちょっと入ってもらえませんか」と呼びに行くこともよくありますね。そうすると、たいていみなさん快くすぐ打ち合わせの中に入ってきてくれる。特に岡田さんは呼ばれることが多いですよね。

岡田:そうですね。学問的なことだけに限らず、例えば、お客様の問い合わせに対してどうアクションすべきかというような打ち合わせでは、「今後こういった仕事を増やしていきたいなら受注したいよね」みたいな、プロジェクト運営や事業開拓などの助言もあります。

高田:階級のある構造だと上の人にはなかなか聞けなかったり、逆に下の人に相談できるものではなかったりしますが、我々には、誰に対しても壁を作らずにわからないことはすぐに聞けるという環境があります。
フラットな構造の良さが、ここにも反映されていると思います。

上でも下でもなく、
お互いを認め合う。
それはすべての行動に表れてくる

? 知能情報システムが誇る「自由度の高さ」を支えるものは何でしょうか?

高田:この自由さについて社内で話すことは少ないですが、みんな自然とそれを活かして仕事に取り組んでいると思います。自分で仕事を見つけていくという行動も、あるいは、仕事をセーブして勉強の時間に充てるという選択も、自分次第でできる。それぞれが自己実現の考えに基づいて仕事に取組み、それを社員同士がお互いに認め合っているのが見てとれますね。

岡田:僕は、「自由度の高さ」を支えているのは、会社の理念と評価システムの2つだと思いますね。社員が皆この2つにコミットしているから、自然な在り方の中で、自由を意識せずに主体的に活動できる。会社の理念は、自由な人間同士がお互いに調和するための在り方を定めています。また、数字に基づいた評価システムがあるからこそ、自由度の高さが生まれます。生産性の向上や目標の達成といった自己実現は自分次第だということです。

高田:そう、自分次第だからこそ理に適っていないようなことをやると自分が苦労します。こういう自由度の高い環境の中で仕事を進めていくためには、自己実現の考えをしっかり持ち、理で動くということと、皆が互いに協力し合う関係性を構築することが重要だと思います。また、知能情報システムでは「メンターループ」という制度を取り入れていて、すべての社員が誰かに自分のメンターをしてもらって、自分も誰かのメンターをしているので、これがフラットな関係性づくりに繋がっていますね。個人としてお互いに、上でも、下でもない、という意識でやっています。メンターループのいいところは、何かあったときに気軽に相談できる同僚が少なくとも1人はいるというところ。この人にメンターになってほしい、この人のメンターをしたいという希望をそれぞれ出すんですが、私は、私よりも若い方にメンターになってもらうようにしているんです。若い考え方を知りたいというのがあって。
このメンターループ制度も、当社の理念を具体化した取り組みの一つですね。

岡田:当社にとって理念は単にお題目ではなく、社員はその内容を理解しています。年に一度、1日かけて社の理念について代表から説明を受け、「自由な人間同士が調和するためのあり方」についてディスカッションし、理念の理解を深めます。そのうえで自分のあり方を考えるわけです。各社員が理念について理解し、共通の認識を持っているからこそ、フラットな関係を築くことができ、自由度の高い環境を活かすことができるのだと思います。
 

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