Interview 04

よしもと えいいち

吉元 英一

ソフトウェア エンジニア (生命科学系)

知能情報システムの
真ん中にある文化から
生み出されてきた拡張性

自ら学び、知識や専門性を
アップデートしながら拡げてきた
仕事のフィールド

私は2010年入社ですので、今、8年目になります。入社前は、生命科学系の研究室でコンピュータシミュレーションを使った発生学の研究に携わっていましたので、プログラミングの経験はありました。そういう背景から、研究の経験を活かしつつデータ解析やソフトウェア開発ができる企業を探していて、知能情報システムを知りました。最初は、研究室での経験に基づいた生物学系のプロジェクトに携わることが多かったのですが、仕事を通じて扱えるプログラミング言語が増え、対象領域も画像処理やセンシング技術領域、ロボット工学分野やスマートフォンのアプリなどに拡張してきました。

今では、テーマをもとに研究計画レベルから取り組む仕事や、研究室で作られたアルゴリズムを他の環境に展開するような開発系の仕事など、扱う分野やプログラミング言語は多岐にわたっています。担当しているプロジェクトも社内では多いほうですので、近い分野の案件に取り組む時期をそろえるなど、頭の切り替えも含めてプロジェクトに取り組んでいます。

知能情報システムの企業文化にある、仕事の面白さと展開

そんな8年の経験の中でも変わらないのは、知能情報システムのメンバーの雰囲気ですね。お互いにフラットに話す・聞くという自然体な空気感は、ずっとポジティブに保たれていると感じます。会社の今後を想像しても、人数がどんどん増えていって、物理的にも部屋が増えたり、拠点が増えたりして、一つの空間に全員がいる状態ではなくなることもあると思いますが、そうなっても今の雰囲気は保たれるというイメージはできます。それは、研究という文化の中で育ってきた人が集まっているからかもしれません。
私自身、仕事において面白さを感じるのは、知的好奇心をくすぐられるときで、例えば、仮説提案や検証のフェーズで新しい知識や方法論に取り組む瞬間ですが、そこではやはり研究活動の中で積み重ねてきた経験が活きてきます。どちらかといえば私は、自分自身のアイデアや技術で仕事を進めていくタイプで、少人数のプロジェクトに関わることが多いのですが、社内には周囲と協力して解を導いていくスタイルの人もいますので、それぞれのスタイルでロジカルに取り組めると、仕事の面白さを存分に感じられると思います。このように、人に対しても仕事のスタイルに対してもフラットな文化を保ちながら、自然体かつ高いレベルで仕事に取り組む姿勢を軸に、会社を展開していけたらなと考えています。

知能情報システムの成長を裏付けるユニークなロジック

私は、知能情報システムの社員がまだ5人くらいのときに入社したのですが、今日までに変化したと感じることを挙げるとすれば、まずは、人が増えてきて会社っぽくなってきたことですね。人数が少ないときは、お互いに助け合う場面も多かったのですが、今では役割が明確になっていますし、会社の運営もシステマティックになって効率化が進んできました。そういった環境面の変化ももちろんありますが、やはり面白いのはメンバーのジョインによる変化ですね。
いろいろな分野の人が増えて、ビジネスフィールドは確実に拡大しています。私が入社した当時は、「生物学系」という大きな括りで担当していましたから、それはもう大変でした。一言に生物学と言っても、様々な分野に分かれますからね。でも、今となってはもっと細分化した分野に対して、より専門的に対応できるメンバーも増えました。そういった人材の幅の変化を裏付けているのが、知能情報システムのユニークな人材募集のスタイルだと感じています。それは、分野不問で人材募集していることですね。研究系でも、スタートアップやベンチャーなどでも、業界的には分野を絞った募集が多いですが、知能情報システムでは募集分野を制限していません。新しい分野出身の人が入ってきても、事業的にプログラミングが共通言語になりますから、そこでコミュニケーションが取れますし、そのことによって会社が対応できる分野が拡がるので、社内に刺激を生み、メンバーも成長して、さらに事業も拡がるという連鎖があります。極端な話、プログラミング未経験な場合でも、入社後の学習でキャッチアップできます。そこで大事になるのは、大学・大学院などで研究をしっかりやっていたかどうかですね。研究をしっかりやっていると課題発見と課題に対してのアプローチ、そしてそれに対しての解を導けているかという、ロジカルな思考が磨かれますから。事前にプログラミングの知識やスキルがあるかどうかより、こちらのほうが遥かに重要だと思います。こうした様々な要素が組み合わさって、変わらない企業文化と変わっていくフィールドという環境が実現できていることが、知能情報システムの一番面白いところだと実感しています。

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