Interview 02

いのうえ あきみつ

井上 暁光

データ サイエンティスト 博士 (商学)

経済や経営、金融など、
自分がいることで
知能情報システムを
拡張できる充実感

自分が知能情報システムで働く
意味を、形にしていきたい

私は、いわゆる文系と分類される学問の分野から知能情報システムに初めて入社した社員です。
入社当時に知能情報システムが扱っていたプロジェクトは、情報工学や産業系、自然科学分野のデータ解析やアルゴリズム開発などが中心で、自分の専門とは異なる分野に不安はありましたが、学生時代は数理統計をメインにしていたこともあり、苦労することなく業務に順応することができました。

今は、自分の専門性をもっと活かしたいという思いから、経済や経営などの分野を切り開くパイオニアとして活動していまして、自分のユニークさを活かせる自覚と実感があります。とてもやりがいを感じますね。ただ、そういったソフトサイエンスのプロジェクトの数はまだまだ少ないので、自分の力で形にしていけるプロジェクトを増やしていきたいと思っています。

日常的に行われる学びの
コミュニケーション

知能情報システムの好きなところは、会社の雰囲気にヒエラルキーがなく、なにごとにも論理を中心にした意見交換ができて、改善していけるところですね。
私は別の企業に所属していた経験があるのでそれをより感じるのですが、あらゆることが非常にすっきりしています。これは、働く人たちが主体的に互いの幸せを実現していくという理念によって支えられているからだと思っています。
私は、大学のキャリアコーディネーターに紹介してもらって知能情報システムと出会ったのですが、その時のアドバイザーから、就職する企業を選ぶときには企業の理念を重視することを薦められたんです。何かがあったときの意思決定の基準になるのは、企業理念だと。当時はそれほど重要視していませんでしたが、今は理念の大切さを感じています。
それから、メンバーの仕事に取り組む空気感ですね。
様々なバックグラウンドを持つメンバー一人ひとりが、それぞれにやりたいことをしっかりと持ってまっすぐ取り組みながら、他のメンバーの取り組みを尊重して互いに自然に助け合っている。
学びが日常的に行われる風土もそうですね。皆さん、専門書や論文で日々知識をアップデートしている。自分も勉強して常にアップデートしています。社内でその繰り返しを前のめりにやっていて、お互いにいい影響を与えている。気負わない雰囲気の中でそんなコミュニケーションをなせるのは、企業理念が醸成した会社の空気感があるからだと思いますね。

アカデミック×産業界のニーズ
=成長、来たれ新メンバー

知能情報システムでは、アカデミックベースだけでなく、産業界のニーズにも触れながら仕事ができます。このことが、専門性をさらに高め、仕事ができるようになるための知識や経験を加速度的に身につけることに繋がっていると、この会社に入ってからの大きな発見でした。応用をイメージしながら理論と技術を組み立てて、クライアントの課題を解決できたときには、達成感と成長を感じます。ここからの目標は、様々なプロジェクトにおいて、クライアントの課題を解決する成功率を高めていくことです。そのためには専門分野の知識をもっと高めていく必要がありますが、ビジネスではそれと同様にプロジェクトマネジメントのスキルも重要になるので、仕事を通じてこのスキルを高めていきたいですね。そんな私が今興味を持っているのは、統計的因果推論と確率的プログラミングです。統計的因果推論は通常我々がデータから見ている相関関係ではなく、因果関係を明らかにする分野です。介入や潜在的な結果という概念を使って因果を定式化し推論を行います。確率的プログラミングは、現在主流となっているベイズ統計学の応用を支えるプログラミングパラダイムです。最近ではディープラーニングなどの分野との絡みもあり、非常に面白い分野になってきています。こういった分野と実はつながりの深い、心理や経済などを専門とする新しいメンバーがジョインしてくれることをとても心待ちにしていますし、この流れを一緒にどんどん加速させたいですね。

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